平成24年7月11日 午前10時24分 元気な産声をあげて、娘が誕生しました。妊娠が分かってから、「どうか無事に生まれてきてほしい。」と毎日祈るような気持ちで過ごし、ようやく迎えた誕生の日。
結婚後、なかなか子宝に恵まれなかった私達のもとに、ようやくやってきてくれた待望の第一子誕生でした。生まれたばかりの我が子を見た時は、本当に愛おしく「生まれてきてくれてありがとう。やっと会えたね。」という気持ちと安堵感で胸がいっぱいになり、涙が溢れました。そして、その日から私の育児奮闘記が始まったのです。
最初は戸惑うことばかりで、「おむつも替えてお腹もいっぱいのはずなのに、どうして泣いているんだろう?」とオロオロしたり、抱っこするのも恐々で力が入りすぎてしまい、授乳する姿があまりに不格好で家族に笑われる始末・・・。
また、元々いつでもどこでも眠れることが特技と言っても良いほど眠ること大好きな私にとって、授乳、夜泣きで夜中に何度も起きる生活での睡眠不足は想像以上に大変なものでした。娘は、誰に似たのか寝つきが悪く、抱っこで何とか寝付かせ、そーっとベッドに寝かせようとするとすぐに目を覚まし泣き出すので、また抱っこ、の繰り返し・・・。そして、泣いては抱っこの繰り返しを卒業する頃には、今度はどんどん動きが活発になり、全く目が離せずに私は振り回されっぱなし。子育てに休みは無く、常に子供中心の生活で、自分の事は二の次、三の次?といった感じです。
育児を通して様々な経験をする度に、「両親も同じような思いで私を育ててくれたんだ。」と考え、有難い気持ちで一杯になります。「子を持って知る親の恩」という諺の通り、自分で経験してこそ分かる両親への感謝の思いが強くあります。そうは言っても、今でも両親には甘えてばかりで、両親のサポート無しには、育児と仕事の両立もままならない程です。これから、少しづつ恩返し出来るよう、娘と一緒に親孝行していきたいと思っています。
娘も、今月で1歳4か月になり、随分しっかりとした足取りで歩くことが出来るようになってきました。好きな音楽に合わせてお尻をふりふり踊ったり、大人のすることをすぐに真似して見せて、笑わせてくれます。何事にも興味津々で、何でも自分でしたがるので手におえない事もしばしばです。抱き上げようとすると、手を振り払って自分の行きたい方向へ歩いて行く姿を見ていると、成長は嬉しいのですが、少し寂しくもあります。
育児は本当に大変ですが、やはり我が子は可愛いものです。託児所に迎えに行くと、嬉しそうに歩み寄ってくる姿や笑顔を見れば、仕事の疲れなんて吹き飛びます。我が子の存在が、私に大きな力を与えてくれます。私達を選んで来てくれた娘の笑顔のため、私自身も出来るだけ笑顔で、これからも育児を楽しみながら頑張りたいと思います。
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