みなさま、こんにちは。私はグループホーム太陽の丘に昨年4月から勤務しています。最初は中央館に勤めて、この10月から西館に移動になりました。同じグループホームなのに、館が違えば全然違う世界のように感じながら、また、新しい気持ちで勤務しています。
このエコーリレー、さて、何を?テーマにと考えてグループホームの名前にも入っている「太陽」にまつわる話にしようと思います。
我が家の庭には、鉢植えのポインセチアが地面にそのまま植えてあります。亡くなった義母が植えたのですが、何十年物かわからない代物です。クリスマスシーズンにご覧になる方も多いと思います。テーブルや玄関に飾るあのかわいいポインセチアを想像されると、かなり違ったものです。茎は幹のようになり、高さはゆうに屋根と背比べをしている状態になります。枝も何本にも分かれて、庭の一角に自己主張をして居座っています。今は、葉も茎も青々としています。寒くなると一番上の部分が不思議と赤になります。普段はただの葉っぱにしか見えないのですが、赤くなるとこれはポインセチアだったと思い出させてくれます。
春先になると剪定して短く切り落とされるのですが、太陽・風・雨と自然の恵みだけで毎年すくすくと大きく空に向かって伸びていきます。何の手入れもしていないのに偉いものです。
話は変わりますが、私の趣味に生け花があります。春になるとよく使う花の材料にチューリップやストック、菜の花などがあります。特に春に咲く花たちは他の季節に咲く花よりも生命力が強く、花器に活けていると次の日に伸びていることがあります。これは、照明に向かって花が伸びて植物は光を求めて自ら行くべき道をちゃんと分かっているのです。
「北風と太陽」と言うあまりにも有名なイソップ物語の中でも、旅人の上着を脱がせる のも強く吹いた風ではなくて、燦々と照りつけた太陽でした。紫外線や日焼けで、最近は何かと女性からは敬遠されがちな太陽ですが、人の骨にも重要な役割をもっていますね。
これからも洗濯物や布団干しのときだけでなく、「晴耕雨読」の自然にさからわない生活ができるよう、太陽と上手に付き合っていきたいと思います。
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