看護師として改めて迫田病院に入職し、教科書では学べない色々な事を学ぶことができました。1年経ってサンヒルきよたけに異動が決まりました。不安もありましたが 3 ヶ月が経過しようとしています。
異動してすぐに入院することになり、スタッフの方にも迷惑をかけてしまいました。しかし、今まで一度も入院の経験がなかった私にとって、今回の入院がとても貴重な経験になったため、そのときに気づいたことを少し話したいと思います。
5月10日から5月31日、約3週間入院しました。手術前は不安もなく気持ちも落ち着いていたのですが、手術も終わり麻酔が切れるころになって、痛みに対しての不安や、看護師の方へ遠慮している自分に気づきました。
どのくらい経てば痛みが治まるのかという不安からか、薬が効かず痛みが増すにつれて薬を飲む回数も増えました。薬を飲む量が増えたことによるものなのか?一緒に飲んでいた薬によるものなのか?はっきりとした原因はわからないのですが、ある日、手術した場所ではない場所が痛み出しました。しかし、その時はすぐに治まるだろうと、ナースコールも押さずに我慢していました。
すると、消灯前のラウンドが終わり休もうとしているときに痛みが出現してきました。10分、20分経っても治まらず、痛み・冷や汗・寒気に襲われ、起きても横になっても何も変わらず、ナースコールを初めて押したときのことです。
看護師の方はなかなか来てくれず、来てくれても病状だけ聞いて、確認しに行くと言い、何分も戻ってこないまま待たされ、戻ってきて言った言葉は「これを飲んでみて」でした。動くのもきつく、飲めるような状況じゃなかった私は「今、飲めません」と答えると「飲めるようになったら飲んで」と言われただけでした。それから、様子を見にくることなく朝を迎えました。
そのような経験から、改めて一人ひとりとのコミュニケーションの大切さ、苦しんでいるときには、少しでも傍に居て貰えるありがたさを知ることができました。
看護、介護する側だけでなく、今回入院したことにより看護される側の気持ちも知ることができ、いい経験になりました。
入院患者では痛みや手術に対しての不安、退院に対しての不安を取り除くために傾聴・寄り添うことが大切であり、それと同じくらい施設の利用者に対しても、傾聴・寄り添い・見守るということが大切であると、入院そして3ヶ月働かせていただくことで学びました。
まだまだ、学ばせていただくことが多く、迷惑をかけてしまうことも多々あると思いますが、これからもよろしくお願いします。 |