みなさん、こんにちは。グループホーム太陽の丘で勤務させていただいております、黒木といいます。入職し1年と半年になりました。エコーリレーということで、何を話せばいいのか悩みましたが、私の出身地の話をさせていただきます。
私の出身地は日向市東郷町(旧東臼杵郡東郷町)です。県北の山林に囲まれた、自然豊かな町です。(ほぼ自然のみ…)これといって目立ったものはないですが、東郷町生まれで名前を挙げられる有名人では歌人、若山牧水がおられます。この間、MRTのテレビ番組、わけもんGTで俳優の藤岡弘さんが牧水の撮影で、坪谷(つぼや)地区に来られてました。地元のマダムは田舎に藤岡さんが来る、とザワついてました(^o^)丿
牧水が生まれ、幼少期を過ごされた、坪谷地区は私の実家から割りと近く、車で10分程度の所にあります。小、中学生の時には牧水の短歌をカルタにした『牧水カルタ』というカルタ大会がありました。あまり得意ではありませんでしたが、唯一、取れたカードの短歌は『ふるさとの〜尾鈴の山の〜悲しさよ〜秋も〜かすみの〜たなびきており〜』というカードでした。他の短歌は忘れてしまいました(-_-;)
夏には、実家の下に坪谷川が流れており、小、中、高の夏休みは、毎日川遊びをして真っ黒に日焼けしていました。また、早朝には祖父と川へ行き、うなぎを捕るために[ボッポ]という罠をしかけたり、山太郎ガニを捕るために、[がにカゴ]という罠を仕掛け、漁をして食べてました。鮎も[ちょんがけ]という、漁法で捕り、よく食べてました。
今考えると、贅沢な食生活をしていたなと、思い返されます。今は、漁はしてないですが、鮎や、うなぎの数は激減したと聞きます。確実に水質汚染、温暖化と環境の変化が進んでいると思われます。お世話になった地元の為に、何も還元できてない自分に反省です。カブトムシやクワガタも、山によく捕りに行ってました。当時は木を蹴れば数匹は落下してきて、一緒に毛虫や蜂、変な生きものも落ちてきて「うわぁー」と逃げる場面もありました。たまに夕食時に、家の中の電灯目掛けてカブトムシが突っ込んできて、ご飯の上に落ちることも…
現在は、実家でお米(ひのひかり)を作り、畑では家庭菜園程度の野菜を作っています。ところが、最近はイノシシや、鹿、サルの鳥獣被害が増え、夜には道路の真ん中に鹿の親子がよく観察できるほどです。農家や林業の方は被害防止策に頭を悩ませています。電気柵を田の周囲に張り巡らせるのですが、色んな手を使い、田に侵入してくるのです。獣と人間の知恵比べですね。そんな、イノシシや鹿の肉を地元の友人にいただく時があるのですが、美味ですよ。イノシシ鍋も美味しいですが新鮮なシシ肉だと焼肉が絶品です。肉の味が濃くて少々の塩だけでいけます。感謝の気持ちを忘れずにいただいてます。
たまに実家に戻り、トラクターで田おこしや、肥料運び、草刈機で牛の餌の牧草刈りを手伝ったりします。小さい頃は、親に言われて嫌々、田植えや、稲刈り、たい肥運びなど、手伝いをして田舎は、いやだなぁ、都会暮らしをしたいな、と思っていましたが40歳を過ぎ、土に触れるとなんだか落ち着くというか、癒される感じがして、小さい頃と感覚が違ってきました。先祖代々のDNAが覚醒してきたのでしょうか。
次にデートスポットなど若者に人気の場所はないのですが、夜空の星には自信があります。有名な星の観測地にはかないませんが、特に冬の夜空は、たくさんの星が綺麗に見えすぎて星座がわからない位です。夏には小規模ですが[東郷道の駅]にて花火大会も開催されます。
近隣には、百済の里南郷村神門、宇納間地蔵の北郷村(現美郷町)、神武天皇船出の地美々津、最近道の駅が完成した都農町があります。こんな私のふるさとですが、小さい頃からあまり変わらない風景、環境が好きですね。自然と癒されます。清武からは遠いですが、高速道路も近々日向まで開通致しますので機会があればお越し下さい。
|